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実は先日、愛用していたMDウォークマンがついにデータを読み込まなくなってしまった(写真左)。再生のボタンを押しても1〜2分TOC READの文字が出た後BLANKが表示されてスイッチが切れてしまう(写真右)。
保証書を見ると買ったのが「2000年1月17日」となっているから6年半使ってきたことになる。電池が壊れることさえなく今まで動き続けてきたというのは、昨今の精密機械としてはかなり長寿命なのではないかと思う。 それだけに故障したからといってすぐには捨てられないほどの愛着もある。メーカーで修理できるならそれでもいいが、おそらく新しく買ったほうがいいような代金を請求されるだろう。 そこで、どうせ故障しているのならということで、かねてから疑問に思っていたことを実験で確かめてみようと思う。 |
ウォークマンを水で洗う。運がよければ中の埃が洗い流されて再び使えるようになるかもしれない。ここですでに故障しているものが洗ったくらいで直るはずがないという考えは絶対にしてはいけない。直ると信じて洗うのだ。
さて肝心の洗う方法であるが、水洗いをするというだけの行為に無駄に大掛かりなことをするのが、このサイトの真骨頂だ。使うのは超音波洗浄器。 何のつもりか知らないが、1年前に母親が買ってきて居間に放置し、いまだ一度も使われていない謎の道具である。おそらく製造者も販売者も |
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電化製品を水に入れてはいけないという理由は漏電と腐食にあると私は思っている。
水中を電流が流れることによって回路がショートしたり、本来電流が流れるべきではないところに電流が流れて回路が壊れたり、触った人間が感電したりするのが漏電だ。それを防ぐために今回は電池をはずすのはもちろん、コンデンサー内の電気もなくすために電池をはずしたあと一晩放置した。 そして超音波洗浄器で洗うこと30分。この洗浄器は1〜2分で自動的にスイッチが切れるようになっていたため、大変面倒であった。 最初(写真左)と30分後(写真右)を比べると写真ではわかりにくいが、少し水がにごっている。これが汚れが落ちた結果によるものか、石鹸でにごっているだけなのかはわからないが、ひとまず洗浄は終了である。 |
次に乾燥だ。内部に水が残っていると漏電や腐食の原因になる。水によって回路が腐食(錆びる)してしまうと電流が流れなくなり、やはりこれも回路の故障になる。速やかに、かつ完全に乾燥させたほうがいい。
幸いにも今は夏。天日乾燥で十分だろう。日当たりのいいところに新聞を敷き、その上に洗ったウォークマンを置いておいた。 放置すること数時間。最も気温が高くなる2時ごろ、温度を確認するとなんと60度にまで達していた。金属部分などとても触れないほどに熱い。 たしか説明書には高温も故障の原因になると書いてあったはずであるが、電池も入っていないので大丈夫だと勝手に判断してさらに2時間ほど放置しておいた。 |
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