和包丁は形が命だ。しのぎの形(図の赤い線)を崩してはいけない。刃表(図の青)を磨くため、割り箸に紙やすりを貼り付けて一方向に何度も動かす。
これがかなり時間がかかる。目の細かいヤスリを使ったため、全然削れていかないのだ。 一振りにつき一時間以上。完全に錆を落とすまでそれくらいはかかる。同じ方法でみね(包丁の背)も磨く。こちらは比較的早い。 小出刃をのぞく二振りはしのぎ(図の赤い線より上の部分)も同じ方法で磨かなくてはならない。出刃包丁のしのぎは広い。見ているだけでくじけそうである。一日ではとても終わらないので、暇な時間を見つけて少しずつ。いつか終わることを信じて続ける。 |
いよいよ包丁を砥ぐ。
まずは水を良く含ませた砥石に刃表(図の青)をべったり付けるくらいにして前後に動かす。押す時に力を入れ、引く時は力を抜く。 一ヶ所ばかり削らないように刃の元から先まで均等に砥ぎあげていく。 |
刃裏にかえり(図の赤)ができるまで十分に刃表を砥ぐ。裏からさわって引っ掛かりを感じるくらいならそれでいい。
包丁を裏返し、刃がほぼ水平になるくらいにまで寝かし、かえりを取る程度に砥いだら完成だ。 |
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