我流Yang派弓道論(指導者編)
アーチェリーの矢はどれだけ飛ぶのか



 弓を目いっぱい引き絞り、矢を斜め上に向けて放つといったいどこまで飛んでいくのか。弓を引いている者なら誰しも一度は持つ疑問だと思う。地面からどれくらいの角度でもっとも飛ぶのか、そして何メートル先までいくのか。試せるのなら試してみたいと考えたことのある人も多いだろう。

 一方、アーチェリーの世界では立て続けに事故が起きている。指導者の中には、引いている途中で放してしまった矢はどれくらい飛ぶのか、アッパードローイングは実際のところどれほど危険なのか、安全指導をする上である程度の概算がほしい人もいるのではないだろうか。

 初級者から中級者へのステップアップの一環として、アルミの矢からカーボンの矢に買い換えるのが一般的だ。太さのまったく異なる矢に換えた時、的前での一本目は非常に緊張する。矢の飛ぶ位置が予測できないのだ。この時サイトがどれくらい変化するか、ある程度の目安がほしいという人も多いだろう。

 そのためにこれを作った。




 空気抵抗を(近似的に)考慮に入れて、矢の軌道を計算するファイルだ。弓の強さや角度、矢の太さを変更すると、自動的に計算して矢の軌道がグラフに表示される。
 計算は近似的なもので、現実とどこまで一致するかはまだ確かめていないが、一応の目安にはなるのではないかと思う。いろいろな数値を代入して楽しむも良し、安全指導に使うのも良し、使い方は自由だ。
 いずれ改善できるような実測値がそろえば改良したものも作れたらと思っている。もし、参考になるような実測値を持っている人はぜひ教えてほしい。


※空気抵抗は矢の断面積でのみ(羽による抵抗は考えていない)の計算ですので、ベアシャフトでの軌道に近いものになっています。
※※ダウンロードしたものを配布するのは自由ですが、渡す相手にここから落としたものであるということを伝えてもらえるとありがたいです。改良のために参考になるデータ(実測値)がもらえると、もっとありがたいです。



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